2015年4月12日(福島県)
2万5千分の1地形図 「飯里」
西会津から奧川に向かい、国道459号線経由、県道383号線に合流する。極入の集会所前を通過して北へ進み、鏡山登山口の表示がある飯根の林道分岐に車を駐めた。
あと2週間待てば弥生の集落まで車を進めることが出来るが、そうなると今度は山の雪が少なくて難儀してしまう。
やはり、林道を多少歩いてもこの時期に行くのが良さそうだと思った。
林道に入って最初に迎えてくれたのはくっきりと新しい熊の足跡だった。沢に降りたり再び戻ったりしているので前後左右を注意しなくてはならず緊張を強いられた。取って置きの武器をリュックから取り出してスタンバイします。
熊の次は急斜面から落ちる雪崩跡がつくる45度の斜面から、手荒い歓迎を受ける。帰りのことを考えると気が重くなりますが、雪崩はほぼ落ちきっているので、これ以上悪化する事は無いだろうとも思えた。
やっとの思いで雪崩の跡を越え、普通の平坦な林道を歩いていく。
曲がりくねった道を2Km弱歩いて標高368m点辺りに達した所で久良谷沢右岸に尾根取り付き地点を探した。
写真のカーブミラーを過ぎたあたりで地図を広げてはまた進むと、先にちょうど良い尾根が見えてきた。
地図を見ながらこの辺かなと考えていると、左の尾根にピンクや黄色のテープがぶら下がっていた。登山者は似たようなことを考えるらしい。
ここから、登って見ることにする。尾根の左側には作業道らしきものが平行して延びており、しばらくはその道を行く。
山頂よりもむしろ、その北側へ少し降りた所から飯豊連邦を望む展望が素晴らしい。好天に恵まれ山頂での昼食は幸せなひととき。
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