2012年10月27日(新潟県)
小出ICを出て国道352号に入り、湯之谷温泉からは県道50号線(奥只見シルバーライン)進む。トンネルの道を走り続け、銀山平温泉に着く。
ここからは奥只見湖畔をなぞるジグザグ道路を1時間走り標高850m鷹ノ巣にある登山口駐車場に着く。
2011年7月の豪雨で国道352号線は寸断されたが、今回10月下旬の時点では、小出~鷹ノ巣間と鷹ノ巣~那須塩原間の通行は出来るようになっていた。
長い山行になりそうだ。用心して朝5時15分にスタートしたが、先行したグループも多かった。
紅葉にプラスした朝日が赤く眩しかった。日の出の右奥には、燧ヶ岳の双耳峰で判りやすい姿が見えていた。
標高1604mの下台倉山を過ぎるとひたすらの登りはなくなりアップダウンが続く。1695mの台倉山まで1時間近く、その先の1時間も標高は1700m台ので、あまり稼げない。稜線の右奥、遙か遠くに平ヶ岳が見え始めた。
台倉山を通過した後、2カ所の水場を通ったが何れも今回は水が涸れていた。
樹林帯を抜けてから、池ノ岳へ向かう登りは笹原の中に延びる登山道となる。右奥に池ノ岳の少し岩肌の見られる姿が現れてきた。
池ノ岳山頂周辺には木道が敷かれ周りを見て歩く事が出来る。昨夜は冷えたこともあって池の水は一部凍っていた。ガスに半分隠れた平ヶ岳の方向へ進んで歩き始めるとすぐに、玉子岩方向との分岐に着く。1Km程度なので帰りに余裕があれば寄ってみるとしよう。
時間を気にしながら登ってきたが、登り5時間45分で山頂に立つことが出来て安心できた。帰りは余裕を持って降りられそうだ。ガスに包まれているが広々とした感じの山頂だった。
玉子岩とキャンプ場と姫池の中間にある分岐地点で休憩をとった。
なかなかガスの取れなかった平ヶ岳が最後に姿を現してくれた。その姿は、大きくどっしりとした山容だった。
池ノ岳からの下りは笹の海の中を漕いで行くようだ。
広々とした展望も素晴らしい。
紅葉の中を下山していく。長かった登山を終えて車を置いた鷹ノ巣の登山口へ戻る。