2012年8月11日
(福島県)
浄土平の広い駐車場に車を置いてまずは一切経山に向かう。その後東吾妻山に登り、景場平に降りて兎平を経由して出発点の浄土平駐車場に戻って来る予定だ。
登山開始は標高1500mからになる。浄土平ビジターセンターとプラネタリウムのある天文台施設横を抜け、奥に続く登山道に入った。
明治大噴火の爆裂火口に近い短縮ルートは危険な為、通行止めになっていた。
分岐を左へ行くと姥ヶ原、東吾妻山に直接行くなら近道。右に入り一切経山方向へ向かう。
酸ヶ平に向かう砂礫の道を登る。火山の山に特有の植物が砂礫と岩塊の間に疎らに生えている。
右に沢地形、左は蓬莱山で、裾野をトラバースしていく。
正面に一切経山が大きな塊として見えている。
草木のないザレた斜面が傾斜を緩め、ここを登りきると大きなケルンのある山頂に着いた。その奥に角の丸くなった一等三角点があり、さらに奥に進むと別名「魔女の瞳」と呼ばれる五色沼が眼に飛び込んできた。
三角点から、更に奥に進むと別名「魔女の瞳」と呼ばれる五色沼が眼に飛び込んできた。
その名も肯ける不思議な青だった。コバルトブルーから一段深い青に変わり、浅瀬はエメラルドグリーンに近い色になっている。
北側の展望には五色沼の畔を通って家形山への登山道が見受けられた。そこから西吾妻山・西大巓へ続く縦走路の稜線も左奥に霞んで続いている。
登ってきた道を戻り酸ヶ平側へ下山を始めると、南側の奥に安達太良山が特徴的な形を見せている。
酸ヶ平湿原に戻り鎌沼に沿った木道を行く。沼を半周した所で周回ルートと分岐して姥ヶ原に向かい緩く登って行く。
周囲を山に囲まれた鎌沼周辺の湿原は、自然探勝路としてビジターセンターから一周する半日ハイクでも楽しめると思う。
鎌沼を離れ南へ向かう(左)。十字路を左折すると浄土平に戻る(右)。
姥ヶ原の十字路を直進し、オオシラビソに覆われた道を登りつめれば、広い東吾妻山山頂に着く。
南側に進んで下山を開始、湿原の展望台から東に方向を変え景場平に着く。
兎平のキャンプ場に着くと吾妻小富士が見えて来て、今日の登山は終わりに近い。吾妻小舎 HUTTE AZUMA は素晴らしく渋くて、一度はここに泊まる山行を計画してみたいと思う。