2012年9月17日(福島県)
表磐梯登山口から登って裏磐梯に降りて、バスで戻って来るつもりなので、前日夜に福島県入りして、JR猪苗代駅で帰りのバスの便を確認してから猪苗代スキー場に向かう。
朝の天気は低い雲が横一直線にかかり霧雨も降ってきた。暗いうちに登って行った登山者が暫くすると雨に負けて下山してきたが、マイペースで準備を進める。7:00頃止まない霧雨の中、スキー場の左にある登山道に向かう。
スキー場施設管理の作業道らしき広い道を使って登って行く。リフト施設横を通過し暫く作業道を行く。
道は少し狭くなってきた。標識板と登山者カウンターの横を通り、登山道に入ったようだった。
登山道は赤埴山をトラバースする様に続いていて、ガイドブックではこのルートのみ表示されている。
分岐から赤埴山に登るルートに分かれているが、偶然出会った磐梯山に何度も登っている方の「最近は行けるようになっている」という情報を得て、行ってみる事にした。
赤埴山は文字通り、赤い土と砂礫に一面覆われていた。
赤埴山山頂からは一旦下り、トラバースの道と合流して、鏡ヶ池の畔に着く。
沼ノ平に着くと左手に磐梯山の東壁が霧の中に見え隠れしていた。平坦な道がしばらく続き、沼ノ平と刻まれた碑を過ぎると渋谷登山口との分岐に着いた。
次の川上登山道との分岐には20分で着いた。その先、3合目の天狗岩が霧の中に見えて来た。
天狗岩からの登りを終えると、裏磐梯方面との分岐を通過。ここから5分登ると弘法清水小屋の前にでた。
弘法清水小屋から裏磐梯側へ降りる近道。お花畑を通らないコースになる。
降り口にはベルが設けられている。
弘法清水小屋から1.1Km、八方台分岐へは1.7Kmの所に展望台があって、そこから桧原湖など裏磐梯側の展望が広がっていた。
八方台との分岐を左に分け約15分下り、樹林帯を抜ける頃、磐梯山の荒々しい火口壁が見えてくる。
銅沼は不思議な色合いで、火山性ならではの景観を見せていた。
銅沼を後にしスキー場の中を歩いて川上温泉からの道と合流すると長い車道歩きを辛抱する事になる。裏磐梯スキー場高原ロッジを右に見て車道を下ると、4駆車が土埃を上げていく。
桧原湖畔の国道459に出たら、右に折れてホテルやレストハウスの立ち並ぶ中、裏磐梯高原駅へ向かう。
写真のボンネットバスは桧原湖周回の観光バスで、排気ガスは揚げ物の様な美味しそうな臭いがしていた。最終便のバスを待っていると、空きっ腹がグーと鳴った。