中山(金塚山) 855.6m

 2011年7月13日(福島県)

 朝、三倉山に登るつもりで下郷町にいた。天気予報は午後から雷雨で、朝の空は横一直線の雲が山に張り付いている。12日の夕方に雷雲からの稲光を見ているので、高い山は特に怖い。三倉山なら午前中に終わらせるのは難しいので山を変える。

5月連休、小野岳から121を下郷方面へ向かう時、道路から不思議な形の山が見えた、中山風穴…公園とかいう曖昧な記憶が残っていた。調べてみると午前中に充分終わるベストな山だった。下郷から湯野上に向かった。

中山風穴公園から

 R121左に神社と中山風穴公園の看板を見つけ、急な坂道に入る。案内に従い奥の広い駐車場に停めて位置を確認すると、正面に見えている(写真)中山の左の尾根がルートになる。トイレ脇から第4風穴指定地~第五指定地に向かう道に入る。300mほどで国道に沿った道になり、500mで最初の分岐にでる。ここで第3指定地方向からの道と合うが、帰りはこちらにしよう。

 車から700m、弥五島口との分岐を右に入り、静かな林道歩きとなる。

 分岐から50分弱、蝉の鳴く林道は、前半ブナ林、後半杉林の中だった。右に電波塔(中継所)へ登る階段が見え一休み。車から1時間25分歩いた所でしたが、直進方向には立派な道が続いていた。

 階段から0.7Km約20分登ると山頂だ。

 山頂へ向かう途中、開けた所があって阿賀川の流れや赤いアーチの橋、白岩・阿久戸や牧野、水門の町の様子が展望できる。塔のへつりや手前に会津鉄道も川を渡る所が見えている。

 奥には二岐山が見えている。

中山(金塚山)

 頂上からは崖の向こう側に又見山が、左側には大きな壺を伏せた形の小野山が見える。日射しと蒸し暑さが強い山頂では、10分で汗だくになり、写真を撮ると下山開始した。

 帰り道は第5・4指定地へは戻らず第6・3方面に分岐を左折した。

 道脇に風穴があって柱状節理の間からビックリするほどの冷風が吹き出している。植物の葉には水滴が付いていて、岩にはスギゴケや地衣類が、地面にはスミレが生えている。オアシスの様な風穴前で、冷風を浴び、リュックに座り登山者がいないので昼食を頂く。

 下山後の温泉は湯野上温泉のホテル大島、露天風呂が空いていたので500円で快適なひと時を過ごせた。雷雨はまだ先の様だったので、春に行けなかった大内宿へ行向かう。

宝達山へ
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