2008年12月27日(北海道)
北斗市の温泉の駐車場から七飯岳が見えている。朝日がさして流れる雲がピンク色に光って良い感じの印象だ。昨日は横津岳に登り切れず身も心も疲れているので小粒の七飯岳なら何とか登れる様な気がして、ここを今日の目標とする。
この山の登山ルートは正確には判らない。いつかガイド本で得た不確かな記憶と地形図と山勘で何とか探ってみようと思う。
七飯町本町から道道264号線を山側に進むと、大きなバームクーヘンの様な建物、ななえ新病院の前を通過する。国道5号線函館新道の陸橋下をくぐったところの、ゲート前で通行止めとなる。
ゲート奥に続く車道は城岱牧場方面に延びているが、この道とは離れて直進方向の林道から入ってみる。スノーシューはリュックに括り付けて歩き始める。
林道に入って500m程で、右の尾根に向かって登って行く踏み跡を見付けた。半信半疑で登って行くと赤布がぶら下がっていたので先へ進んでみることにした。
尾根に上がるとすぐ、右側に採石場が見えてきた。管理上の問題も有るだろうし入り込んでトラブルになるのは避けたい。たぶん敷地の境界が尾根状になっているので、気を付けながら境目を進む。
標高450mで顕著な尾根となり、採石場からはどんどん離れていく。安心して尾根を登って行くと、眼下に七飯町が見えてくる。右側の大きな建物が、ななえ新病院で、大きなバームクーヘンがよく目立つ。
七飯岳の山頂が見えてきて、障害物は左の牧場との柵ぐらいだ。ここ(写真左側)から30分~40分位で頂上に着けると思った。実際は烈風に叩かれたせいでモタモタしてしまって、1時間もかかってしまった。
牧場の柵に沿って登るところでは、激しく西風に吹かれて左の頬が凍傷になりそうだった。暴風着に着いていたフェイスマスクで顔を守って何とか登頂できた。
雪に埋もれた山頂の標識を掘り返してみると、木製の標識板が出てきた。左奥には牧場でその境目辺りに電波塔が建っているが、標高673m点だろうか。
山頂の奥にはいい感じの山小屋が建っていたが、なんの為の小屋だろうか。泊まることが出来たなら夜景が綺麗だろうなと思った。
横には大きな反射板も建っていた。