2010年8月16日(宮城県)
船形連峰の主峰船形山1500mは宮城県側の呼び名で、山形県では「御所山」と呼ばれている。今回は色麻(しかま)コースから登ることにした。
東北自動車道古川ICから色麻町を経て長い林道に入る。大滝キャンプ場には大きな駐車場とトイレや東屋などもある。
駐車場の出口にある案内板には「八甲田周辺から、奥羽山脈緑の回廊、蔵王山周辺まで総延長約400km」と書かれている。途轍もなく広い山域なのだなと感心するが、とりあえず今日の山頂までは2.6kmとなっている。
12:35歩き始めるとすぐに分岐に着く。左は三光の宮で直進が山頂になっている。お宮には帰りに寄る事にして、直進する。湯谷地(ゆやち)という湿地の横を通り歩き始めるが、地形図にある登山道は前船形山方向にふくらんでカーブしているのに、今回歩いた道は真直ぐ西方向の山頂に向かっている。
13:28小野田コース(鏡池経由)との分岐に着くと少し笹に覆われていた。
登山道は笹原を雨裂が割いた様な道で、苔の生えた石の上を滑らぬように歩いていく。
14:10ご来光岩に着くと見晴らしが良くなり後方を振り返ってみると、前船形山が台形状の姿を見せている。
山頂まではもう一息、10分くらいで着きそうだが、山頂方向は少しガスが出ている。
近年建て替えられたばかりだという船形山小屋は立派できれいだった。
14:30山頂を後にし升沢小屋経由で三光の宮へ向かう。
花の写真などを撮りながら、山頂から1時間ほど下ると升沢避難小屋に着いた。
三光とは「太陽・月・星」のことで、石碑にこれが刻まれている。
晴れ間からの展望もなかなかでした。