2011年5月4日(福島県)
前日より柳津の只見川沿いにあるスキー場脇に車中泊していた。当日朝、野労沢向かい、集落の奥にある飯谷神社奥に駐車スペースを見つけ、ここをスタート。神社から杉の中を歩き車道に出た。その後、車道を離れ下りの道を行くと「うがい沢」に降り、うがいと休憩をした。
うがい沢から20分ほど登り返すと平坦地に出て道は雪の下になった。旧本殿跡は近いはずだが残雪の時期には判りにくくなるのもしょうがない。藪の中、地形図を頼りに右上の尾根を目指すと三角点を発見した。正解だったようで、これを目安に登っていく。
次の平坦地では石灯篭などを発見でき本殿跡を確信できた。
はっきりした尾根に踏み跡程度の夏道が現れた。
その尾根はブナの新緑が鮮やかで、とっても気持ち良かった。安心して一気に登って行った。
その後も何度か夏道と残雪を使い分けていく。
頂上直下の登りは、沢地形に残る雪の上を歩き、木の根元だけが丸く削れたブナ林を、気持ちよく登っていけた。
山頂に着くと奥の西側は切れ落ち危険な為、ロープが張られていて、その眼下にはペパーミント色の沼が静かに広がっていた。見晴らしは良く、東側会津盆地の向こうに磐梯山が霞んでいたが晴天であれば吾妻連峰まで見渡せるのだろう。北側の飯豊連峰もはっきりしなかったが、遠くにある大きな山塊が間違えなくあれだろうなぁーと思わせた。祠のある方向に下山路が降りているが、残雪で判りにくいのを嫌い往路を戻った。