2012年8月9日
(新潟県)
米山ICから水野にある標高580mの水野林道登山口に向かう。
車を走らせていると途中から米山の山容が見えはじめた。
以前から高速道路(北陸自動車道)を走ると姉崎ICから米山IC辺りからこの特徴ある王冠の様な山形を眺めていた。今日初めて登ろうとして山の姿を認めると、思わず脇道に入り撮影した。
林道終点の駐車場に車を停め8:30歩き始める。
登山道入り口からは木立の中に入り、直射日光を避けられたので有難かった。
樹林帯を通る登山道は強い陽射しを遮ってくれて助かる。緑のトンネルは爽やかで整備された階段状の道も歩き易い。
登山道脇にはクルマユリが咲いていた。葉が丸く並び、車輪の様に見えるのが名前の由来と聞いたことがあるが、見かける事の少ないユリの花だと思う。
下牧ルートとの分岐にはユニークな表情のお地蔵さんと、その奥に石碑が建てられていた。肉眼では「泰澄」の文字が読み取れたので調べてみると、泰澄大師の開山となっていた。お弟子さん(沙弥)が「海を渡る強欲な船主の米俵を米山に向けて飛ばした」というのが山名の由来との事。
分岐から5分で質素な避難小屋に着く。左に下るとコルからやせ尾根を登るルートになる。親切に、柵やロープが張られている。
海側の展望は姉崎の浜まで見えている。山側の展望は東の尾根が見えていた。登山道は小村峠へ続き降りている。
山頂に建つ避難小屋は手入れが行き届ききれいだ。奥のカーテンで着替えも出来る様になっている。
山頂からの眺めは残念ながら雲が湧き今ひとつはっきりしなかった。米山さんから雲~が出たー♪♪そのものだ。
海側は、姉崎方向が何とか見えている。
米山薬師は日向(宮崎県)の法華岳薬師、三河(愛知県)の鳳来寺薬師と並んで日本の三大薬師として知られている。
右側にある三角点は一等三角点だった。
奥に進むと三角屋根のトイレがある。そこから吉尾へ降りる登山道、大平へ至る登山道の標識があった。
下山途中、立ち休みをしていると数匹のトンボがやって来た。