南保富士727.1m・二王山784m

2011年11月18日

南保富士・二王山(富山県)

 朝日ICで降りた後、笹川の集落を経由し、七重滝入り口の林道を左に見送って三峯グリーンランドに向かって車を走らせた。

 キャンプ場の入り口から管理棟前に車を停めた。

 管理棟から車道に戻り、まずは銚子ノ口方向へ歩き始めた。やや遠回りの車道歩きで、ヘアピンを2回過ぎたあたりから車を停めた管理棟側の俯瞰できる場所に出た。

 奥に塔の建つ城山が見え、その先に海側も見渡せて気持がよい場所だ。

 海側の展望から15分で登山口に着いたが、少し手前に七重滝展望台に向かう林道分岐があり、近くに駐車スペースがあって1台の車が停まっていた(5~6台は停められる)。

 そこからは天気が良ければ、剱岳・毛勝三山・僧ヶ岳見えるようだ。

 分岐の10m先で左の登山口に入ると杉林の中の道となる。カラマツ林から尾根になると順調に標高を稼いでいく事ができた。

 山頂に近くなるとブナ林の中を登り、登山口からは約1時間で山頂の大展望に躍り出た。

 ナナカマドの実の奥に見えているのは笹川の集落と城山。左に黒部川流域が広がって見事な景観だ。海までは5kmだが、かなり近くに感じる。

 山側に振り向くと剱岳・毛勝山は薄い靄に隠れ、肉眼で何とかそれと分かる程度で、写真では判断できない感じだ。

 写真の手前左端、さらに左隣に見える”こんもり”したピークは二王山だろう。

 何かの研究施設の様な物に張られたにフェンスの横に沿って道が続いている。とても気になるので覗いてみると、確かに道はあるようだ。

 リュックを背負い直して、少し下った後コルに着くと分岐になっていて左下に降りる方向の道と、正面に登り返す方向に踏み跡が微かにみられる。地図を見ると二王山に向かっているのは正面方向の様なので、行ってみると稜線に乗ることができた。

 その後は当然、薄い藪くらいならを漕いででも行ってみる事にした。木々の葉や下草も枯れていて、この時期なら藪と言っても楽なものだ。ラッキーだった、約30分で二王山山頂に着いて、その先はぷっつりと道は途絶えた。

 南保富士に戻り、展望を楽しみながらゆっくりと昼食をとった後、下山を開始した。

 下山途中で標高570mあたり七重滝へ下ると書かれた道がある。登る途中で気になったので覗いておいたが、わりと以前より使われている道の様だ。

 尾根上を下る途中に少し登り返すと猪山490mというピークがあった。写真が山頂の標識。

 尾根を下り続けると休憩所のベンチ前にでた。登山口から左に分岐していたみちがここに繋がっている。

 休憩所からは七重滝展望台に向かって降りた。展望台からは7段、落差50~60mの滝が見れて迫力がある。古くから文人墨客も訪れる景勝の地として親しまれているという。

 ここからは、朝横切ったあの林道入り口を目指す。これで一周コースが可能になる。。

 滝から下の道は地図上では路地マークがあり、何とか細い道を辿って車道に降りることができた。

 車道を歩いて林道入り口に降りたところで橋の欄干を背にオニギリを食べ、この日の山歩きを振り返ると、上手いこと変化に富んだルートで一日歩く事ができて、想像以上に楽しむ事ができた。

湯ノ倉山・大嵐山へ
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北陸の山へ
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手稲山へ
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