2009年2月28日(岐阜県)
2万5千分の1地形図 「石徹白・二ノ峰」
27日の昼から移動開始。福井県から国道158号線で九頭竜湖畔を抜け、岐阜県の白鳥町に向かう。途中の和泉村から石徹白へ抜ける道は、まだ深い雪の下だった。
白山中居神社の先、石徹白川を右岸に渡る大きな橋の手前に大きな空き地があり駐車スペースとなっている。そこで車中泊をすると、釣りの人達なのか数台の車が出入りしていた。
スノーシューを付けて石徹白川左岸の林道に入った。
いくつかの砂防ダムを見送り先へ進む。
雪の溶けた所や雪崩の跡があってカーブを曲がる度に一喜一憂が続いた。
川の対岸奥深い位置に正体の分からない山が見えて、その切り立った山容に怖さを感じた。
あそこに見える山が、今から登ろうとしている初河山なのだろうか。
是非登りたいと思う一面、手前の崖に憶して二の足を踏みそうな気もする。地図を調べた結果、野伏ヶ岳と判りひとまず安心するが初河山の姿も早く見てみたかった。
八反の滝に至る遊歩道に入り、尾根に取り付けそうな場所を探したが、全く見当たらず諦めて戻る。
9:00、分岐に戻った所から尾根の末端に取り付くことにした。標高差800mの登りは、3時間少々の筈なので頑張って見ることにする。
1時間45分登った所で、対岸に芦倉山が大きく見えたきた。尾根上部は充分な雪があり登りやすそうに見えた。あのピークにも何れ登りに行く事になるだろうなと思う。
尾根を登り直してから2時間近く経過し、やっと初河山頂上方面の様子が見えてきた。
分岐から尾根を登り3時間近い。標高は1470m少し手こずって遅れている。単純な尾根なので帰りの心配はあまり無い。13:00から下山出来れば良いと思っている。
標高1550m位から標高1587.6mの三角点初河を通過を通過する辺りは東側に雪庇が張り出していて、切れ落ちているので近づかない様にする。登り3時間30分経過、山頂はもうすぐだろう。
登りの傾斜が緩み丸い高みの先が青空になり、やっと山頂に近づいた様だ。山頂に立つとその先は丸山に繋がる稜線が急に下っていっている。。奥には別山に続く白山禅定道が白く輝いていた。
12:40山頂を独り占めして、本日一番青空に近い場所で昼食を取っていた。ルートを選び間違え、時間が押してしまったが、諦めずに頑張ってみた結果頂上に立て、得をした気分になっていた。
下山を開始し、登ってきた尾根の方向を見下ろすと、少々高度を感じるが心配な所は無く、とても気持ち良い。