2013年3月3日(岐阜県)
木之元ICから303号線に入り、揖斐高原スキー場に向かって走る。坂内坂本で右折し、274号線に入り白川沿いの道を南下する。
スキー場の手前で274号線は40号線に交わり、道路は左右に分かれる。左はゲートで遮られ、右は残雪に遮られた。
どちらから登ろうか車内で考えた結果、左はゲレンデ側になるので私の好みからして即却下となる。
登るルートははっきり決まらないが、スノーシューを付けて右の道に入って歩き始めた。
揖斐高原スキー場の施設横を抜け、正面に見えてきた尾根はスノーシューで登るのに都合のよい斜度だった。真っ直ぐ南へ延びた尾根は1030m点を越えた後S字を描いて、再び南に向かって程よい傾斜の登となり頂上に続いている。
地図上の等高線からと樹木など見た感じでも、此処から登るのが良さそうだ。
取り付き地点は標高730mで、1030mまで残雪を使って均一な等高線を登っていった。
標高1030m点の近辺は傾斜が緩んで残雪も少なくなって、少しの間だけ籔をかき分けて登る所があった。
再び南に向かう尾根を登り、雪庇の上を暫く行くと山頂らしきピークに櫓の様な大きな建物が見えてきた。
下から見えていた頂上の櫓の様な建物が目の前に近づき、それは展望台の様だった。ラストスパートを効かせて程なく山頂着にく。
山頂に建つのは展望台で、その内面には各面の方向に写真の山と実物の山が上下に並ぶ様になっていて、とても親切な造りだと思う。暫くは山座同定を楽しみながら休憩することにする。
下山ルートは尾根を変えて、山頂から北東方向に延びる路地マークの記された尾根に沿って降りる事にした。最後は道を外し尾根を降りて行くとキャンプ場らしき所に出た。どうやら、こちらが夏道なのかなと思われた。
今回の山に登山道が有るのか無いのかは、全く考えずに登り始めた。と言うより、むしろ登山道のない山のつもりで登り始めていた。登山道が有るなら残雪期でなくても登れるのだから、春は道のない山に行くべきだったかもしれない。でも時々、登り終えてから「ありゃ」と思うことがある。気にしない、気にしない。
下山後に立ち寄った「道の駅さかうち」名物のひとつダチョウハンバーグは旨かった。