6月16日(福井県)
敦賀から小浜へ向かい県道27号線を南に向かって走り、三方を過ぎた辺りで「間口」の交差点を左に入った。しばらく農道を走ってお寺を左に見送り、間違えたかなと思った直後「三十三間山登山道入り口」の看板を見つけた。看板を左に入った所には広い駐車場があって、奥にも少し狭い駐車場があった。
山名の由来は京都の三十三間堂の棟木を切り出したため、この名が付けられたと伝えられている。
電気柵を抜けると杉林の中の道になる(写真左)。そのまま沢沿いの道になり、左右に巨岩が迫ってくる。分岐を右に入り小さな沢に沿った道を行く(写真右)。山頂に向かう尾根に平行した沢沿いの道だ。
道の左に沢が走りその奥の斜面にはオオカメノキが一面に繁っている。足元は気をつけなければいけない程たくさんの沢カニがチョキを2つ出しながら歩いている。
最後の水場で小さな沢を徒渉して右岸に渡る。そこから先は尾根の上に向かってジグを切って登って行く。
最後の水場から一気に尾根に乗ったところから10分尾根上を登り標高380mに達した所に十村岳人会さんの「きれいな山を守ろう」という看板があった。ゴミひとつ無いきれいな尾根道が続く。さらに10分行くと三方町方面の展望が広がる。
風神を過ぎるとすぐに稜線にでた。この稜線には大きな樹木が無く、風は緩やかに流れて爽やかだった。
正面左側の小高いピークが三十三間山山頂になる。頂上までの所要時間は30分位のように見えている。
草原からは広々した展望が広がっていた。右奥に三方五湖が霞んで見える。右下には三方町、左側は登山口のある倉見の町並みが見えていた。
草原で休憩しながら山頂方面を眺めると、白い点がちりばめられている様に見えていた。登山道に入り近くから見ると殆どがヤマボウシだった。
頂上に向かう真っ直ぐな道を登りきると疎らな木々の広場にでた。十名ほどの団体登山者が賑やかに昼食を広げていた。左奥に続く道を行くと三等三角点のある山頂となり丸く刈り分けられていた。奥に続く踏み跡は、確りとした道が続いている様に見えた。