手倉山 1037.1m・上谷山 1169.7m

春季往復7~9時間ー登山道なし

 2011年3月15日(福井県)2万5千分の1地形図「広野」「板取」

 今庄町から広野ダムへ向かう道に入り20分ほど走ると正面にダム湖の見えるT字路に出た。右折し管理事務所の前を通過、橋を渡った後トイレの前も通過して、すぐの分岐は直進の夜叉ヶ池方向に進みたいところだが、雪のためゲートは閉まっていた。

 6:30トイレ前の空き地に車を停めて、スノーシューで歩き始める。

 地形図を見ていた時の構想では、岩谷川沿いの林道を1kmほど南下し沢地形を使いながら様子を見て尾根に乗るつもりだったが、あまり自信は無かった。

 現地で林道を150mほど行った所で、やや急だが登れるなと思い、予定変更し早めに尾根に向かった。30分ほど悪戦苦闘したが尾根に乗る事が出来た。

 尾根に上がって標高726点の分岐まで行くと、少し古いトレースがあって、広野の方から上がって来ていた。やや遠いけど傾斜は適度で、なるほど、そちらが正解かと思った。

 手倉山まで標高310mは1時間30分で登ったが、自身MAXの3分の2位のスピードだ。気持ち良く歩くうちに、何処が山頂なのか判らずに通過していた。

 滋賀県余呉町との境までもう少しと思って登っていると、右側に白い三角形が見え始め、けっこう傾斜がきつく見えた。三国岳との分岐を右に進み、少し緊張しながら国境稜線を行くと正面に上谷山への登りが見えている。下から見た印象より緩やかで、胸をなで下ろした。あれを越えたらもうすぐ頂上だ。

 頂上では15分だけ至福の時を過ごさせてもらう。今年の北陸の山では一番の良い山に登れたと思う。以前から地形図を見ては「難しいかなあ」とため息をもらす山だっただけに、大満足だった。

船ヶ洞山へ
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福井県の山へ
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滝ヶ洞山へ
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登山道のない山と三角点へ
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