2012年2月27日 (福井県)2万5千分の1地形図「河和田」
福井県鯖江ICから暫く東へ真直ぐ進み、尾花町に向かう。地形図では民家の中を通る道が山側に延びていて集落の終わる所で二股の林道になっている。車を停めたのはこの林道の30m西、河和田川の支流に沿った生活道の入口だった。ここからスタートし生活道を歩いて林道二股の所に行こうとした。
歩いて行くと小さな沢に阻まれてしまったが、細い木の橋を渡って二股(左)の所に出ることができた。左股の所に行くと周囲は墓地になっていて奥に進む道にはゲートが付けられていた。
ゲートの奥に「キャンプ場まで5km」の看板があって、地形図では林道が大きくヘアピンカーブを切り返している。早めに、北に延びる尾根に取付く場所を探し始めた。
林道を300m歩いた所で丁度良い取付き地点を見つけて、尾根に向かい緩い角度で登り始めた。標高は180mだが杉の林床に雪は残っていてスノーシューで登っていくには充分だった。
標高300mの小さな丘から進路を北西に変え、林道のヘアピンカーブに向かう。
林道のヘアピンカーブ最南端に出た。
300mほど林道を使って北に進む。
10:38林道を離れて右の小さな尾根へ。
尾根を登って登り、東西に伸びる林道に向かう。
東へ伸びる林道に合流し、尾花キャンプ場へ向かう。
尾花キャンプ場に着いた。ここで林道が分岐していて尾花町に戻る道と折立方向に続く長い道とに分かれている。このとき
尾花町に戻る方の道を帰りのルートにしようと考えていた。
折立方面に続く道から尾根のコルへ取り付くと、
正面に急な斜面が現れる。
傾斜が緩んで楽な登りになった。
林道を離れて殿上山に向かう。樹木の少なくなった斜面で振り返ると、遠くに鯖江方面の展望が広がっていた。
目前に見えている緩やかなピークが殿上山頂上。この山では尾花町の奇習「殿上(でんじょう)まいり」が毎年2月に行われている。厄年の男性を雪深い急斜面に放り投げ厄払いをするとの事だ。この辺で放り投げるのかなと思っていたが、調べてみるとキャンプ場に近い禅定神社で行われるらしい。
奥にある683mのピークは展望に期待が持てそうだったので山頂を通過して行ってみる事にした。
奥のピーク683mに行くと、一乗山や白椿山が見渡せた。2010年と2011年冬に登った山々なので、見られただけで嬉しく思う。やまり、ここまで来て正解だった。
683mピークから殿上山に戻る。この風景もなかなか良かった。広々とした展望は、右奥は遠くに鯖江の方の町並みも見られて爽快な気分になれた。
キャンプ場からは来るときとは別の林道(右股)を使って、ショートカットしながら尾花町に停めた車に戻った。