2006年4月6日~7日(石川県)2万5千分の1地形図「加賀市ノ瀬」
04年、05年と吊り橋からのルートで何回か日帰り山行出来たのだけど、06年は強い寒波が襲い大雪の重みで吊り橋が落ちてしまった。
ならば、右岸の大杉谷林道から、山中一泊のつもりでテントと食料を背負ってスタートした。
曲がりくねった林道は下杉谷とイモイワ谷を渡るところで大きなヘアピンカーブになっている。その中間地点を過ぎた辺りから白く光る白山釈迦岳が見え始めた。
イモイワ谷のヘアピンカーブを過ぎてすぐの所に林道の分岐があって、右の道に入って大杉谷川に架かる橋を渡る。沢沿いの斜面にはよくカモシカが顔を出して、こちらを見つめていた。
標高約970m~1000m土壁の上部に上がり、傾斜のなだらかな標高1050m地点まで行き、15:00頃テントを張った。天候は穏やかで雪もたっぷりある快適なテント泊だった。
標高約970m~1000m土壁の上部に上がり、傾斜のなだらかな標高1050m地点まで行き、15:00頃テントを張った。天候は穏やかで雪もたっぷりある快適なテント泊だった。
1202m点からナナコバ山山頂までは2時間弱を要した。9:30頂上に着くと、急に目の前が開けた。白山の雄大な姿が現れて今回も感動させられる。
写真撮影と休憩の後、右側に続く尾根を辿り、シゲジの方向に時間の許す限り行ける所まで行ってみようと思う。
左のピークがナナコバ山山頂。右の尾根の先をアップダウンしながら進む。
ナナコバ山山頂着9:30から1時間30分、標高1680m地点で引き返す事にする。テントを撤収して長い林道を歩いて帰る事を考えると11:10下山開始は限界だと思った。帰りの所用時間だけ考えるとあまり上手では無いスキーの方が圧倒的に有利だ。今回、なぜスノーシューにしたのか、後悔したところだ。この風景の中をあと30分でも長く歩いていたかったから。