高倉山 1143.7m

畦地温泉付近からの高倉山
畦地温泉付近からの高倉山

 2012年11月5日(新潟県)

 関越自動車道六日町ICを出てから畦地温泉に向かい233号を東へ進み三国川を渡る場所を探した。五十川発電所まで進むと通過してしまった様なのでUターンして橋を探した。

五十沢ファミリークラブの案内板
五十沢ファミリークラブの案内板

 橋を渡り、小川の集落に入ると分岐を右折し川沿いに進み、キングスヴィレッジクラブ(五十川ファミリークラブ)と書かれているゲートをくぐった。

 道脇の看板には「登山道は土砂崩れ等がみられ大変危険です。尚、登山道が災害により整備されていませんのでお知らせします」と書かれていた。

砂防工事の現場、向かって左側へ
砂防工事の現場、向かって左側へ
現場を通り抜けた
現場を通り抜けた

 案内板から細い急坂の道を登ると数百メートルで一般車両通行止めになった。手前に2~3台分の駐車スペースがあって、そこに駐めた。その先は砂防ダムの工事中で、人が通れるのは向かって左側の道だけだった。

流された土砂の中を行く
流された土砂の中を行く
登山道入り口にピンクテープ
登山道入り口にピンクテープ

 砂防ダムを越えると今度は土砂が流れた様な沢地形を歩く。コンクリートで出来た道路の名残が見えたりもするが、すぐに消え、標識の類いは一切なかった。微かに人の通ったような跡が有るようだった。石の下を伏流水が流れ、行く手の傾斜が増す様に思われた所(標高520m位)で右岸の尾根に向かう登山道らしきものを見つける事ができた。この入り口には沢山のピンクテープがぶら下がっていた。対岸に目をやると一本だけピンクテープが下がっていたので登山道はここで分断されたのかなと思った。

最初は少し不安な踏み跡

 最初は少し不安な踏み跡程度の道だったが、少し登ると入り口の荒れようとは打って変わって明瞭な稜線上の道となる。

樹間に巻機山が見えはじめた
樹間に巻機山が見えはじめた
三国川流域と金城山
三国川流域と金城山

4合目
4合目

 4合目まで登り背後を振り返ると、三国川流域に国道233号線と町並みが俯瞰できた。金城山左上に見えている樹木に覆われた山は金城山になる(上写真右)。金城山登山口には「2011年7月の豪雨の影響で山肌が緩んでおり、当分の間登山は自粛して欲しい」旨の看板があった。

 左奥には樹間から巻機山が、11月3日の降雪を纏って白く光っている。

入道ブナ

5合目の入道ブナ
5合目の入道ブナ
よく見ると蛸入道の様
よく見ると蛸入道の様

 5合目に着くと入道ブナが道脇に岩を巻き込んでうねる姿が見られる。曲がりくねってまるで蛸入道の様だ。

像の牙

「像の牙」と呼ばれるブナ
「像の牙」と呼ばれるブナ
ブナの並木道
ブナの並木道

 次に現れたのは「像の牙」と呼ばれる二本のブナだった。周囲一面のブナも黄葉して綺麗に黄色い光を透している。

9合目
9合目

 9合目ラクダのコブ手前は絶好の展望は展望台で、眼下のダム湖やネコブ山、三国川流域とその上に聳える巻機山の広く大きな山容が見事な眺めだ。

9合目から三国川流域を俯瞰する
9合目から三国川流域を俯瞰する

ラクダのコブ

ラクダのコブを通過
ラクダのコブを通過
山頂らしき高み
山頂らしき高み

 ラクダのコブ手前では一旦立ち止まって安全を確認する。右側に回り込むのがルートで、ロープが張られており、右奥の方向に稜線が延びて阿寺山から八海山まで繋がっている。

 左側を覗き込むと、尾根の末端に山頂らしき岩の突起とポールの様なものが微かに見えていた。

山頂は八海山の展望台

山頂は四畳半
山頂は四畳半
手前の岩上から八海山
手前の岩上から八海山

八海山
八海山
山頂の三角点
山頂の三角点

 山頂からのパノラマは360度。周囲の高い山は雪を纏い、雲は消え始めた。絶好のタイミングで登れたようだ。


平ヶ岳へ
平ヶ岳へ
新潟県の山へ
新潟県の山へ
越知山へ
越知山へ