2013年3月30日(福井県)2万5千分の1地形図「中竜鉱山」
大野市から真名川ダムへ向かい、ダムを過ぎた後は麻那姫湖沿いを走る。若生子大橋で左折、渡った所の丁字路を右折、取付き地点を探す。
日の谷下橋を通過、カーブで日の谷堰堤前で橋を渡り青い屋根の東屋の前にでる。
空は雲が低く垂れこめ、山頂方面は全く見えない。
何処を取り付き地点にしようか少々悩んだ後、閉鎖された抗口入り口の左から登り始める。登り良い季節を逃しのか、薮が多く快適とは言えない登り始めになる。
薮の酷い所を通過する。あまり悪化するようだと、諦めて下山しようかとも考えながら登る。
取り付き地点の標高400mから851m地点まで南西に向かって真っ直ぐ登って行く。雪は標高600mを越えた辺りから斜面を覆い尽くす様になった。踏み抜かずに歩けたのは標高800mを超えてからだった。
弧を描いた尾根を、ぐるりと一週する様なルートで標高差の割に長時間を要して登ってきたが、ようやくあと数分で山頂に着く。
季節が遅すぎた為だろうが、薮と軟雪に苦労して登り4時間少々。
山頂は暖かく気持ちの良い春の山だった。取り付き地点で諦めなくて本当に良かったと思う。
山頂から北へ延びる尾根右側の北東方面を眺めると、縫ヶ原山やモッカ谷山の奥に、白く大きな荒島岳が見えてきた。
鉢を伏せた様などっしりとした山容が、とても印象に残る風景だった。