2013年8月4日(福島県)登山前日は会津若松から南下し下郷町、南会津を経由して沼田街道352号線へと進む。
夕刻になって駒ヶ岳登山口バス停の近くに着き、登山者用駐車場を見つけてた。そこに車中泊して、林道は翌日朝早くに上ることにする。
朝4時過ぎにバス停前から林道へ向かうと、上部には路上駐車をする登山者が準備を始めていた。
約2Km行った所、登山口の少し手前で通行止めとなり、その前に15台くらいが前日から泊まっている。さすが、人気の山だなと思う。
狭い空地に何とか駐めて、まだ少し暗い5時前にスタートした。
通行止めのバリケードから3分ほど行くと登山口の木製階段に着いた。
かなり急な斜面、というよりも梯子を登る様な登山開始だった。
登り始はブナ林の中を登っていく。早朝の時間帯、かなりの急斜面なので無理せずゆっくりペースにする。
ミズナラやブナの中を登り、気持ち良く汗を流す。
標高1980mで登りの傾斜は緩み、木道の上を歩いて行くと山頂方面が見えてきた。
湿原の中に付けられた木道を歩き、斜度の緩いところを通過する。
左は会津駒ヶ岳山頂で、右が中門岳。まさしく馬の背の様な姿だと思えてくる。
ワタスゲやチングルマは盛りを過ぎている様だ。木道を歩いて行くと左の丘に、駒ノ小屋が見えてきた。
駒ノ大池畔に建つ駒ノ小屋。飲み物を買って、小屋前のベンチで風景を楽しむのも快適だろうと思う。
小屋の中は綺麗に手入れされていて気持ち良い。
駒ノ大池の畔にサクラソウが一面に咲いている。池の向こうに会津駒ヶ岳が見える。たっぷり休憩した後、あの山頂へ向かう。
樹林帯の木道から右上の道、会津駒ヶ岳の山頂へ向かう道に進む。直進方向は山頂をトラバースする短縮路。
会津駒ヶ岳山頂には一等三角点と、全方位の山名が確認できるパノラマガイドが立っていた。
山頂から一旦下り、中門岳へ向かうなだらかな尾根を行く。
コルには残雪がある様だ。
今回の登山ルートの最終点は、池塘群を木道で周回する所だった。
登山者は皆、木道の広くなったところに腰掛けて仲間との食事、山の展望と池塘独特の植物を楽しんでいた。
池塘群の畔でよく見かけるコウセンゴケ。
赤茶の絨毯という印象が強いが、アップにしてみると不思議な生き物のように見えてくる。
ミツガシワかなと思ったけど少し違う感じ。イワイチョウの様です。
花びらがレースの様に繊細です。