2010年2月16日(福井県)2万5千分の1地形図「稲荷」
福井県今立郡池田町役場前から476号線を南西に向かうと新保ファミリースキー場に着く。地図を確認して少し南の東俣から歩く事にして移動する。東俣の外れから広い河原の道を南へ向かった。奥へ向かうスノーモービルの轍は今朝のものの様だった。
河原の道を南に300m行った所で橋を渡って左の林道に入っていく。ここで標高は275m、1kmほど歩いた所で標高300mになる。
標高300m点で林道を離れ、枝沢を渡って尾根に取り付く。はっきりした尾根で杉が疎らに生えている。気温はやや高い。雪はザラメ状でザクザク、スノーシューは一歩踏み出す度に10~20㎝も沈む。ペースはかなり遅く通常の70%のスピードだった。
かなり登りにくかった雪が、標高500mを越えた辺りからやっと落ち着いてきた。標高600mを越えてから雪が硬くなってスピードアップ。標高700mではスノーシューの葉が刺さって気持ち良く登れる。
山頂に近づくにつれて天候が悪化、平坦な山頂では真っ白な世界に変わっていた。人工的な何か山頂の標識などを探してみるが見当たらなかった。少々不安もあり10分程でさっさと下山を開始する。ピストンで往路と同じ尾根を辿って降りるつもりだ。
無事登山を終え林道に降りた。車に戻る途中、河原で草を探す2匹の鹿に出会った。少し近くに行ってみると、ポカンとした表情で「何か…」と言っている様だった。