2011年5月2日 (福島県)
車に積んでいたこの近辺の地形図数枚を頼りに、小野岳に登ろうと決めた。
湯野上駅の少し北でR-121と大内宿に行く道に入った所に小野観音があり登山口になっている。
観音堂の左に延びる道をカタクリを踏まないよう気をつけて歩き始めた、少し先の分岐を右に入り杉林の中の登山道へ進むと、どんどん標高を稼げた。
標高1100mを超えた辺りで残雪が出始めた。上に行くほど広くて雪に覆われた状態だ。所々にピンクの標識テープをぶら下げて登った。下山は往路を戻るつもりだった。大内宿での観光も魅力的だが車に戻る交通手段を確認できていなっかたから、しょうがなかった。頂上直下ですれ違った方は、車を湯野上に置いてタクシーで大内宿まで送ってもらい、登って来たと言っていた。
そうか、その手が有ったかと思いもしたが、今まで一度も登山でタクシーを使った事がないので、たぶん結局ピストンになっていただろう。
山頂は広く、石の祠が置かれている。看板には、昔、心ない人間が「朝日さす 夕日輝く 小野ヶ嶽 一・六・三の木の下に 黄金千倍 朱千倍」とうい歌に目を付け祠を掘って荒らしたそうだ。結局バチだけ当たったという話が書かれていた。この話、妙に心に残った。