石垣山 525m

発電所敷地内に夏道あり

愛別オートキャンプ場へ
愛別オートキャンプ場へ

 2011年8月11日(北海道)

 この年お盆休みは北海道で過ごすことにした。前日は札幌でお寺参りだった為、短時間の山を選択しました。

 この山は、国道39号線脇にあるので、山の行き来で前を何度も素通りしたが、山頂がどこなのか判らないままでいた。左写真の、平坦な尾根の凹んだ所が送電線で、その右に山頂がある。

 登山口は愛別から10キロ、中愛別橋を渡ってすぐ右に入り、「きのこの里あいべつオートキャンプ場」の奥で、発電所のゲートの所になる。

発電所内にある登山口
発電所内にある登山口

 発電所の敷地に入るとすぐ左に駐車スペースがある。

 写真が登山道入り口です。10:13チェーンの張った所から車道を少し歩き、分岐を右に行き、取水施設の橋を渡った所から、ジグを切った山道になっている。登り始めて約10分の所に石垣山八十八箇所と彫った石の柱があった。

柱状節理の岩壁が続く
柱状節理の岩壁が続く

 10:53 石垣山の名の通り、節理の岩が垂直の岩壁となって、道の左側に連続する様になる。岩は横幅2~3メートルごとに割れ目が入っていて、縦は20~30メートル位。規則正しく並び節理の様に見える。その上は稜線で、基部は登山道になっている。

 この辺全体が岩登りのゲレンデ(練習場)なのだろうと思われる。岩の縦に延びる割れ目に沿って上へ行く為、結び目の付いたロープが下がっている。10数メートル登った所に支点が何か所か付けられていた。 

 11:13 「桂岩」という割れ目に木の生えた岩の前を通過。足元には、お地蔵さんがあって此処の他にも何か所かあった。

 11:25 岩場は終わり稜線に出る。道は山頂と思われる高い方向とは逆に下っていくが、少しだけ行ってみた。

眼下に石狩川の流域が広がる
眼下に石狩川の流域が広がる

 最初に展望の開けた断崖からは、石狩川の流れとその流域を俯瞰することができて爽快だった。奥の山は天塩岳方向になるが、残念ながら天塩山塊は見えていない様だ。

石垣山事実上の頂上

立派な記念碑がある頂上
立派な記念碑がある頂上

 3つ目の岩場が「現在事実上の頂上」とされている「見張り岩」で、立派な記念碑がある。山頂からの展望は素晴らしく、途中にあった岩場もすべて展望は美しいが、足元に注意しないと、やや危険な所もあった。

廃道の森へ

廃道脇に立つお地蔵さま
廃道脇に立つお地蔵さま

 登山道を戻って、稜線との分岐の所で地図上の頂上にいってみたくなって、「エイ!」と笹藪に入ってみたら踏み跡があった。でもこれは最初のうちだけで、徐々にガイドブックに書かれている廃道という表現に近づいていく。

石垣山の三角点
石垣山の三角点

 だんだん酷くなり、5分程全く道のない「笹の海」をもがいていたら、12:05突然送電線下の明るい点検道に出た。

 12:10藪に再突入したところ、樹木のない一角に二等三角点を発見して大喜びした。でも、一般に登山として、あまり楽しくは無いと思います。展望は見張り岩の所が最高で、稜線に入ってから全く望めませんでした。

 帰路は元来た道を使って、岩場に近づかない様にして登山道に戻りました。

倉谷山へ
倉谷山へ
北海道の山へ
北海道の山へ
天塩岳-前手塩岳へ
天塩岳-前手塩岳へ

登山道のない山と三角点へ
登山道のない山と三角点へ