2009年3月24日(岐阜県)
2万5千分の1地形図「御母衣」
日照岳に御母衣湖側から登ろうと思い、地形図を見ると東の尾根に路地マークが入っている。白川街道156号線、御母衣湖沿いに車をはしらせてみると覆道入り口に駐車スペースがあった。
はっきりとした登山道は見当たらないし、路地マークの所に道が有ったとしても雪の下だろうと思っていた。
東尾根の末端が156号線を横断して御母衣湖側に張り出していて、整地されて都合の良いことに広い空き地になっていた。
この空き地に車を駐めて、登れそうな所を探し始めた。
覆道手前の登リ口は沢沿いから。右岸に階段状の木製ステップがあった。
微かな道が有るような無いような感じ。でも、目印の黄色い布がぶら下がっていた。
覆道と駐車スペースのある所が尾根の末端になっていて、この尾根を真っ直ぐ登って行くと、3度も送電線の下を通過した。その都度展望が開け、標高をどんどん稼いでいる感じがする。
標高1305.8mの三角点付近から眼下に御母衣湖を望む。ちょこっと突き出す右側の茶色い所が登山口(駐車スペース)だ。
2時間近く登った所で休憩を取った。
標高1370m地点から、目的地の日照岳方面を望む。(右奥)
稜線の先に日照岳頂上が見えて来た。途中、コルの雪庇の状態が心配な感じだ。
目の前に難所が訪れたような気がした。コルの雪庇が崩れそうで心配な所は避けて、ブッシュ帯を歩いて何とか通過できた。
このルートでは唯一の難所かなと思う。
頂上は中央の出っ張りで、もうすぐ登れそうだ。右からの尾根に合流する。
北東からの尾根との合流点。下に見えているのは今日登ってきて東尾根だ。
こちらのルートは、標高の低いところの藪が心配だったけど、微かな踏み跡に助けられ、送電線を越えた辺りからは雪があって順調に登れた。
山頂の証拠はこちらのかわいい感じの標識板。
山頂までの登りは、白山の尾根をを半分ほど登った様な感じがするほど登り応えがあり、展望は素晴らしく広く爽快だった。