水無山 784.3m

往復6~7時間ー登山道なし

国道416から見る県境の山
国道416から見る県境の山

 2012年3月3日(福井県)

 2万5千分の1地形図「龍谷」

 福井から勝山に向かって九頭竜川に沿いの国道416号線を走らせる。市荒川大橋で九頭竜川を渡って北郷町に着く。

 コンビニの横を通り抜け伊知地の集落方向に車を走らせると、石川県と福井県の県境にみつまた山や高平山の真っ白な稜線が目に飛び込んできて、かなりの迫力に圧倒される。

県境の山の右側に水無山
県境の山の右側に水無山

 その白い峰の右手前に、黒く樹林帯に覆われている塊が水無山だ。奥へ車を走らせ岩屋観音へ向かうと、除雪は岩屋観音を過ぎ、キャンプ場の駐車場で終わっていた。地形図にはここから夏道の路地マークがあるが、以前見に来た時、道は見つけられなかった。

橋を渡り登山開始
橋を渡り登山開始

 夏道の表示は上野からもあって上部で合流している。この他に南からの尾根も考えられるが、岩屋キャンプ場から北北西の尾根を登るのが雪も多く、妥当だろうと思った。

 橋を渡って林道を歩き始めた。

林道は民家の脇を通る
林道は民家の脇を通る

 民家の横を通り抜け、200m位林道を歩いたところで夏道の表示がある尾根に取り付いた。

取り付きは標高170m
取り付きは標高170m
雪のない所を通過
雪のない所を通過

 登りはじめは標高170mだが雪は充分にあった。所々で藪が気になる事もあったが、何とか登って行けた。3月の雪なので足をとられる事もあるが標高が上がれば徐々に楽になるだろうと思っていた。


みつまた山へのルートが見えた
みつまた山へのルートが見えた

 標高330mまで登ったところで振り返ってみると、昨年夏に登った三角点「伊知地」811.8mからみつまた山と横谷山へ登ったときのルートが見えている事に気がついた。

 冬に登るとしたら難しい急登になるだろうと思う。

歩き易い雪になる
歩き易い雪になる

 標高380mの登りは適度な斜度の尾根が続き、雪も締まってきて歩きやすい。

振り返ると県境の山
振り返ると県境の山

 振り返って見える県境の稜線が凄さを増してきた。林道が横切り特徴的な高平山(たかひらやま)1091mは地図に山名表記は無いが、前から登ってみたいと思っていた山だ。今シーズン中に登れるだろうか。次の休みには下見に出かけよう。

危険箇所を慎重に
危険箇所を慎重に

 標高550m位で傾斜が緩んで細い尾根になった。唯一の危険箇所かと思う。

 少し緩んでいるザラメ状の雪を崩さぬ様に、落ちないように一歩一歩踏んで通過した。

稜線に合流する
稜線に合流する

 標高730mで上野からの尾根と合流した。ここから少しアップダウンを繰り返しながら稜線を行く。

九頭竜川流域が見える
九頭竜川流域が見える

南側に九頭竜川流域に広がる市街地が見渡せる所にでた。対岸の経ヶ岳785mや勝山方面の街まで見えて広々した風景が広がっている。

左に山頂が見えた
左に山頂が見えた
山頂は双耳峰
山頂は双耳峰

山頂が見えてきた。双耳峰の様になっている。

手前のピークからみる山頂
手前のピークからみる山頂

 手前のピークからみた山頂は南側の街方面が削れているので展望は期待できそうだ。

水無山山頂

水無山山頂
水無山山頂

 13:00山頂は気分の良い市街地の展望台だった。眺める方向を反転すれば越前大日山が近くに見えていた。晴天に恵まれ、30分の写真撮影と食事をゆっくりと楽しむ余裕があった。

下山開始
下山開始
細い尾根を下る
細い尾根を下る

 下山を開始して、写真右に差し掛かった所が唯一細い尾根の通過が危険なポイントだ。そこを通過すれば県境の山を眺めながらの下山だった。一気に岩屋観音の登山口へ降りていった。

殿上山へ
殿上山へ
福井県の山へ
福井県の山へ
横平山(三角点 横平)へ
横平山(三角点 横平)へ

登山道のない山と三角点へ
登山道のない山と三角点へ