2011年11月4日 湯ノ倉山~大嵐山
湯の花温泉には暗くなってから到着した。林道入り口から500mくらいの所にスペースを見つけて駐車した。しらかば公園側に降りてくるつもりでいたのであまり上まで車を入れても帰り道が遠くなってしまう。明朝8:45歩き出し、しばらくは沢に沿った道を行き、登山口に着いて案内を見ると、ルート案内が貼られていた。
現地の案内によると大山祇神社(山の神入り口)は直進して沢沿いのコースに入る。
大嵐山に登り下山時に上の分岐から湯ノ倉山を登って神社に戻るように書かれていた。しらかば公園には降りるルートは現在使われていない事になっていた。
写真は大山祇神社の分岐だが神社が何処なのかは分からない。湯ノ倉山から降りてくるルートは沢沿いに付けられ、踏み跡は不鮮明、帰りに使うのは不安が多い。新・分県登山ガイド(山と渓谷)では破線で示されていて尾根を一直線の表記になっている。実際は沢状の地形に付けられたルートでガイドブックには使えるかどうか記載がない。
そこで、この不確かに見える湯ノ倉山に続く道を登れるかどうか確認しながら往路として行ってみる事にした。直進の大嵐山へ向かう道は確かそうなので復路に使う心算だった。
9:20微かな踏み跡を登り進めると、落ち葉でルートが隠され分からなくなる所がある。心配になると唐突に立派な標識が現れるが、道は相変わらず微かだった。
分岐から沢沿いのルートに入ってから30分経過したところで尾根に乗ったことが分かり安心して小休止、標高は1100mになっていた。
そこから1時間弱で湯ノ倉山山頂1343mに着いた。山頂に至る直前では登山口のある湯の花温泉方面が展望できた。頂上も広く樹木はなく展望は非常に良かった。進行方向正面に大嵐山が見えているが沢を挟んでいるのでかなり高く遠くに見えている。
しっかりと標識があって南面を巻くようにルートが付けられていた。 数十メートル下ってから尾根を登り返し50分で2本のルートの分岐に着いた。
沢沿いを下って行くルートはしっかりしている様なので帰路はこちらにするとして大嵐山の登りに取り掛かる。
山頂までの道のりは、狭い尾根に岩場などもあり1時間ほど要した。
頂上近くでは所々で北東方向に七ヶ岳が見えていた。スキー場があるのですぐそれと分かった。
頂上に着くとさえぎるもののない展望で、東には土倉山が複雑な沢に削られている。その奥に荒海山が頭を出していた。
写真の様に東側は見事な展望が広がっているが、西側の展望は逆光で薄曇りだった為、会津駒ヶ岳や燧ヶ岳はどれなのかはっきりせず残念だった。
下りは湯ノ倉山分岐まで往路と同じで、その下は沢沿いのルートに入って行く。草が被って踏み跡がやや不明瞭な所もありましたが、ルートは沢から離れず付けられていて、大山祇神社(山の神入り口)まで50分で下山できた。
湯の花温泉近くの林道からスタートして、6時間15分で一周して来ることができた。