美濃俣丸 1253.8m

春季往復7~8時間ー登山道なし

ふたつやばしを渡り 登山開始
ふたつやばしを渡り 登山開始

 2011年4月8日(福井県)

 2万5千分の1地形図「広野」

 車は広野ダム管理事務所前を通過、トイレ前を左折ダム左周回路に入る。「大河内川」「ふたつやばし」を渡った所まですんなり問題なく進め、ここに空き地があって駐車もできた。分岐を右に入り、取水施設側へ向かうアスファルト道を歩き始める。

 その道は通行止めの表示があり、途中までブルが入って除雪が進んでいたけど、その先は残雪をスノーシューを付けて歩いていった。

鈴谷川の左岸を行く
鈴谷川の左岸を行く
鈴谷川右岸に渡る橋
鈴谷川右岸に渡る橋

 大きな橋を渡り取水施設前に出ると、次は右の道に進み、また大きな橋を渡り鈴谷川左岸にでる(写真左)。その次は鈴谷川を右岸に渡る小さな橋だった(写真上)。渡ってすぐ右の道に入ると、左斜面に林道が登っていてそこに入る。


杉林の残雪で林道をショートカット
杉林の残雪で林道をショートカット

 最初に目指すのは912mピークだが、林道は鈴谷川に沿っているため標高400mから上がらず、杉林の残雪を使ってショートカットする(写真)。

 標高490mで林道に再度合流するが、標高520mあたりで林道が南東にどんどん進んで行くのを見て林道を離れ方向転換、沢地形に入り北へ向った。標高650m北西側に回り込むまでは、約1時間も藪と付き合う事になった。

912m点から望む霞の山頂
912m点から望む霞の山頂
標高960mピークからの尾根
標高960mピークからの尾根
標高1020m尾根を登る
標高1020m尾根を登る

 籔を抜け出した標高650mの尾根から、912mピークまでは1時間で登ることが出来た。山頂方面はガスの中に隠れている。今日はピストンするつもりだから、尾根の合流するこのピークでは、西から登って来た方向に3本連続でピンクテープをぶら下げて帰り道の用心をした。

 912の前後はやや緩い登りになり、次の標高1020mからの登りまでは楽に歩いて行けた。1115mのピークに向かうとやや登りがきつくなってきた。

美濃俣丸は霧の中

ガスに隠れる美濃俣丸
ガスに隠れる美濃俣丸

 写真は最も晴れた状態で、頂上手前の1115mピークからガスの中にぼんやり浮かぶ頂上方向を見ている。頂上は雨の中らしかった。ガスに隠れている直下の登りはやや急な斜面だったが、この時点では、隠れているので実際よりも格段に恐ろしく感じられた。

美濃俣丸の山頂
美濃俣丸の山頂

 手前のピークから山頂へ向かうところでは、やや急斜面で晴れていれば高度感を感じる所だろうけれど、意外と苦にもならず山頂に着いた。天気が悪く、今日は登れないかもしれない不安があったが、運よく山頂に立てた。酷い天気は「また今度晴れた日においで」という意味かと思いフフッと笑ってしまった。

 たぶん、この山にはもう一度、違う計画で晴れた日に来ることになると思う。

黒谷山へ
黒谷山へ
福井県の山へ
福井県の山へ
笹ヶ峰へ
笹ヶ峰へ

登山道のない山と三角点へ
登山道のない山と三角点へ