花房山 1189.5m

冬季往復7~9時間ー(夏道あり)

藤橋城とプラネタリウム
藤橋城とプラネタリウム

 2013年3月3日(岐阜県)

 徳山ダムに向かう417号線から藤橋城とプラネタリウムの建つ東杉原へ降りる。揖斐川を渡る橋はどんどん橋。西洋風でメルヘンチックな感じがするこの吊り橋の柱上部にはオレンジ色の三角帽子が乗っていて、周辺は不思議な組み合わせの風景だった。

 観光客はほぼ皆無で、揖斐電と藤橋生コンの施設や関係者の車がこの一帯を往き来し元気にしている感じだ。

荒れ寺の脇を通る
荒れ寺の脇を通る
古里の碑
古里の碑

 どんどん橋を渡り、東前の谷沿いの道に入ると1台分の駐車スペースがあった。奥に進み、荒れ寺と古里の碑を右に見送るとすぐ、左に登山道入り口らしき道標が立っていた。

登山道入り口
登山道入り口
登山道の道標
登山道の道標

 登山口の標識が有るところからして、夏の登山道がしっかり付けられている様だ。

 


登り始めの斜面
登り始めの斜面

 登り始めから30分は雪がかなり少ない。登山道は時々見えていたが、雪の状態の良い歩き易い所を選んで登る。

 夏道があるので、離れないように進めば、心配していた標高が低い所での薮漕ぎが、あまり酷いことにならずに済みそうだった。

 微かに判る登山道でも、大変に心強く感じるのだ。 


もみのき平
もみのき平
もみのき平の標識
もみのき平の標識

 もみのき平は標高約420m、程よい傾斜の尾根が始まる。


標高460m
標高460m
標高600m
標高600m

標高790mのピーク着
標高790mのピーク着
花房山5合目の標識
花房山5合目の標識

 2時間登った所、標高790mのピークに「1/2花房山」5合目の標識が付けられている。右奥に山頂が見えるが、かなり遠く感じる。


花房山の難所を通過

標高850m
標高850m
標高890mピークを通過
標高890mピークを通過

難所の手前で緊張
難所の手前で緊張

 この山の難所は890mピーク前後のやせ尾根だ。特に890mピークを過ぎた870mのコル付近に危ない所がある。この場所を通過する時は時間の事を考えず慎重に行きたいと思う。

 登り返して標高900mを過ぎれば、あとは1時間少々、ひたすら頑張って登るだけだ。

標高1070m
標高1070m
標高1120m
標高1120m

 標高1000mを超えた辺りから樹木が白くなりだした。雪庇が大きく張り出してくる。

頂上手前のピーク標高1170m
頂上手前のピーク標高1170m
昨夜の嵐で樹氷が着く
昨夜の嵐で樹氷が着く

 昨夜の荒れた天気のため、山頂付近の木には樹氷が着いていた。


小津権現山が見えた
小津権現山が見えた

 頂上手前のピークは標高1170m。ここから南西方向を振り返ると、稜線の繋がる先に2月に登った小津権現山が見えていた。

徳山ダム方面の展望
徳山ダム方面の展望

 晴れ間が一瞬だけ広がり徳山ダム方面の展望を見ることができた。

 ダムの左側、上谷山の手前に3本の尾根が見える。山また山の展望が広がっていた。

花房山山頂
花房山山頂

 5時間登って、花房山山頂に着いた。通って来た1170mピークの方向を振り返っている。左の丸いコブが山頂だが雪庇の上なので乗る事は出来ない。

 天気はいまひとつだが、最高の雪景色だった。

西台山へ
西台山へ
岐阜県の山へ
岐阜県の山へ
焼山・黒菱山へ
焼山・黒菱山へ

登山道のない山と三角点へ
登山道のない山と三角点へ