2013年8月17日(福島県)
新潟でフェリーを降りて、小出ICから奥只見湖沿いの道を走り、平ヶ岳の登山口前を通過する。御池の登山口駐車場に着いたのは夜遅くなってからだった。
朝、明るくなってから登山道入り口と、帰りのバスの便を確認してから登山を開始した。
下山の予定ルートは長英新道を降りて、尾瀬沼へ。そこから沼山峠バス停まで歩き、帰りのシャトルバスに乗る。便は30分間隔で、最終は17時10分なので遅れない様に気をつける。
木道が終わると、苔むした丸い岩の混じる滑りそうな道になる。標高1600mを越えて徐々に急な登りに変わっていく。
陽射しは射さないが、じわりと汗を絞られる。
広々した広沢田代に着いた。周囲にはキンコウカやワタスゲがきれいだ。木道脇で休憩をとり、次の湿原になる熊沢田代に向かい登り始める。
登りに入って急坂と泥濘を繰り返して30分、振り向くと眼下に広沢田代が見えてくる。木道の先には山頂方面が開けてくる。
急な登りを終えて、目前に熊沢田代の湿原が広がってくる。
奥には燧ヶ岳の山頂が、450mの標高差で聳えて、大きく裾野を延ばしている。
今回の登山ルート上にある2段目の湿原は熊沢田代、目の前の低い所で標高は1950mある。
三角点のある俎ぐらのピークへ向かう。シャクナゲの道を抜けると、右に双耳峰の片方で最高点の柴安ぐら2356mが見えてきた。
燧ヶ岳山頂のひとつ俎ぐら山頂は、多くの登山者で賑わっていた。
山頂には二等三角点の石標が設置されている。
今回の下山ルートは尾瀬沼へ向かい左側に下る。一方、柴安ぐらへは一旦下って登り返すことになり、往復すると30分以上かかるが、最高点なので是非行って来ようと思う。
先ずは柴安ぐら山頂からコルに降り、俎ぐら山頂へ登り返す。
そこから下山方向を撮影すると写真の中央で、尾瀬沼手前に見えている頂上が土色に剥げている三角形のピークがミノブチ岳になる。そこに向かって下山を開始して、その先にある尾瀬沼側に降りて行く。
傾斜が緩やかになると徐々に深い森の中の道となり、ぬかるんだ所も多くなる。木の切り株で造られたステップを渡りながら尾瀬沼に向かって降りて行く。
急に明るくなり、尾瀬沼湖畔の浅湖湿原に出ると木道の三叉路は長英新道が右、左は長蔵小屋やビジターセンターの方向だ。
湿原の広々とした風景の中、木道を歩いて小川を渡ると長蔵小屋に至る道に合流した。
売店でお土産物を探したり、買った冷たい飲み物をベンチで飲んでして疲れを癒やす。最終ひとつ手前のバスに間に合う様に時間調整しながら、ゆっくりと時間を過ごした。
その後は、大江湿原に沿った木道を小一時間歩き沼山峠バス停に向かって歩き始めた。