ショウガ山 1623.5m(石川県)

手取湖畔より往復7~8時間ー登山道なし

3月30日ショウガ山の下見に

鴇が谷大橋
鴇が谷大橋
手取湖の対岸
手取湖の対岸

 2万5千分の1地形図 「白峰」

 2005年3月30日(石川県)

 ショウガ山の下見に行ってみた。小松ICに近い自宅から国道360号線~157号線を走り、吉野谷村からセナスキー場の前で右折、白峰方向に向かう。 

 手取湖に沿って走らせ、鴇が谷大橋を渡った所で左側の「ドライブイン・とちもち」の看板がある方向に曲がる。以前は橋の対岸にある切り立った岩壁を見ると怖い印象があった。2004年春の大辻山登山が以前から感じていた怖さを和らげてくれていた。

 大きな橋を車で渡り、手取湖の対岸に着くと突き当たりの丁字路を右の道に入る。車はすぐに残雪で走れなくなり路肩に駐車する。


手取湖
手取湖
流れ込む沢
流れ込む沢

 所々に雪の残る林道を歩き始める。1Kmほど南に向かう道を歩くと1つ目のトンネルが大辻山から延びる尾根を貫通している。2つ目のトンネルの前に着くと入り口の上部が大きな岸壁になっていて、そこに着いた雪が落ちて3~4m程融け残っている。

沢に架かる橋
沢に架かる橋
橋の奥はトンネル
橋の奥はトンネル

 危険を感じ暫く手前で考えた後、盛り上がって硬くスプーンカット状で滑りやすい氷を蹴り込みながら乗越した。トンネルの中は10㎝くらい水が溜まっていて、奥は仄暗く不気味だった。

トンネル出口
トンネル出口
林道は進めない
林道は進めない

 トンネルを抜けた先の林道はデブリで所々埋まり、45度になっている。滑ったらダム湖にポチャリなので、今回のルートで無くて良かったと思う。トンネル出口の様子を見ると、雪は殆ど無く薮も酷くないので何とか登れる様だった。

4月15日再挑戦、トンネルの出口から登る

トンネルの上へ
トンネルの上へ
薄い藪
薄い藪

 5時50分、橋を渡った所から歩きはじめ40分で、トンネルの出口を抜けた。

尾根に乗った
尾根に乗った
コルを通過
コルを通過

 トンネル出口までは前回の下見のお陰で順調に進んで来られた。出口の湖側から上部の尾根によじ登り浅い藪を登る。標高530mのコルを通過した後、尾根は細く少し急な登りになった。

雪が出はじめる
雪が出はじめる

 尾根上に上がると少し雪が出てきた。硬いところを選んで登って行く。

帰路を振り返る
帰路を振り返る

 分岐に着く手前でピンクテープを3連打して帰りの方向を示す。振り返って帰りの尾根を記憶にも残した。


小嵐山を通過
小嵐山を通過

 8時15分、小嵐山1002mを通過するが主尾根の雪はまだ疎らで細いブナが多かった。

稜線が見えてきた
稜線が見えてきた

 10時頃、右側に頂上かどうかは定かでは無いが、稜線側の展望が開けてきた。


しっかり下行きに変わる
しっかり下行きに変わる

 足元はしっかり雪に覆われて登りやすくなった。そこから先は容易な尾根歩きだが分岐にはピンクテープの連打を忘れない。

幾つかのピークを越える
幾つかのピークを越える

 標高1570m稜線にたどり着いて北東に進路を変えると11時40分、前方に幾つかのピークが見えてきた。


奥に白山
奥に白山

 南東方向に白山が見えている。

山頂は近い
山頂は近い

 11時55分、前方に頂上らしきピークが見えてきた。


ショウガ山山頂

ショウガ山山頂
ショウガ山山頂

 12時15分、頂上に着いて白山をバックに記念写真を撮って喜びもピークに。

 白山が綺麗に見えるが頂上を離れ、さらに奥の平坦地まで行ってみる。地形図ではそこから先は切れ落ちていて展望が良さそうだった。

奥の台地へ
奥の台地へ

笈ヶ岳・大笠山
笈ヶ岳・大笠山

 そこからの眺めはメコ谷を挟んだ対岸にブナオ山、冬瓜山、笈ヶ岳、大笠山が見えていた。一里野から長尾山、そこから尾根は白山まで繋がっていて、こちらの眺めも綺麗だった。12時45分頂上に戻って白山に別れを告げた。春の陽射しで光った尾根を辿って下山を開始した。

トンネルを抜けて車へ戻る
トンネルを抜けて車へ戻る

 16時頃になってトンネル出口を出て林道に戻った。車に着くとけっこう疲れていて、登る前に思っていた通り、やや大物だったのかなと思う。


ナナコバ山へ
ナナコバ山へ
石川県の山へ
石川県の山へ
中宮山へ
中宮山へ

登山道のない山と三角点へ
登山道のない山と三角点へ