2013年4月28日(新潟県)2万5千分の1地形図「湯川内」
前日の夕方、糸魚川ICから新潟方向に7~8Km行き、早川を渡る手前で右折、笹倉温泉に向かって早川沿いの270号線を走らせた。
笹倉温泉の手前に駐車できるスペースがあって、雪に覆われていたが、ここに車を入れて車中泊した。
登山当日の朝は雲が低く垂れていた。写真左の山にジグザグの林道が入っているのが見える。この麓が登山口になっている。
登山口にも駐車場があって登山者が沢山集まっていた。奥の橋を渡ったところの丁字路を左折する。道は砂防ダムの所で再び別れている。沢沿いの道を離れて尾根へ向かうとカーブを続いている。
スキーを持った人達はつづら折りの林道を忠実に登って行く。私はスノーシューなのでショートカットしながら林やブッシュを抜けていく。直線の道になって暫く行くと奥で丁字路になっている。焼山や高松山へ向かうだろう直進方向へ続く多くのトレースと離れて左の道に入る。
林道の分岐を左に進むと、火打山川左岸の河原に出る。
対岸に渡るためのスノーブリッジと対岸に尾根取り付きの可能な斜面を探す。
靄が垂れこめ、対岸の様子が見えないので暫くは左岸を上流に向かって歩いていく。
地図に池ノ平と記されている手前、2カ所連続の砂防ダムが見え、その手前で右岸の斜面を見ると取り付き易そうだった。しかしスノーブリッジが危ういので諦めて奥に進む。
砂防ダムをひとつやり過ごした所に、確りとしたスノーブリッジがあり右岸に渡ることにした。手前で見えていた尾根取り付きの斜面も無理をせず登れそうだった。
砂防ダムの所から標高差150mほどで尾根の中央に到達。乗ってしまえば、後は快調に登っていけそうだった。
振り返ると、なだらかな三角形の放山とゴツゴツした鉾ヶ岳・権現山の姿が見えていた。南東へ延びる尾根は標高350m稼ぐと頂上だ。
朝のぐずついた天気はすっかり回復して晴天が広がった。頂上に着くと白く光る素晴らしいパノラマが広がっていた。写真は、約180度の結合写真です。左から順に火打山、影火打、焼山、高松山、昼闇山、烏帽子岳辺りまで目で追うことができる。特に2400mの火打山・焼山は神々しいほどで理屈抜きに感動させられた。
山頂横の見晴らしの良いピークで昼食をとり、少し時間が余ったので、標高1480mまで登ってみた。空沢山方向を振り返ると山頂という感じはしないブッシュのこんもりした所(矢印)でした。
下山は往路を忠実に辿り車に戻った。スノーシューでの下山はスキーの人達に軽々と追い越されてしまった。