2012年2月23日(福井県)2万5千分の1地形図「板取」
石川県から福井県に向かい、今庄町を通り過ぎて、365号線を敦賀方面に向かって車を走らせた。今庄365スキー場へ登っていく道を右に見て通過、直進方向の木ノ芽峠トンネルに入り、抜けた所で9:30駐車スペースを探す。
ヘアピンカーブの上と下に計2か所、僅かに停められるところがあった。
今回はヘアピンカーブ上のトンネル出口に近い方のスペースに停めさせてもらった。すぐ近くに林道が伸びているが沢の左岸なので都合が悪い。沢の右岸から真直ぐ北へ延びる尾根に取りついた。
標高は350m。朝から雨が降っており、雪はザラメ状でスノーシューを乗せるとあっけなく崩れる。何度も後ずさりを繰り返し少しずつ登っていく。
10:28標高485m、雨は小降りになる事はあるが、止まなかった。霧雨は視界を遮り不安になるが、暫くは北へ向かう直線的な尾根を我慢しながら登っていく。徐々にだがスノーシューが雪にめり込む具合が少なくなってきている。
10:40標高、530m 。ブナやナラの中に真直ぐな尾根が続く。雨混じりの霧はは濃くなったが風景にあまり変化はなかった。
11:00送電線下を通過。現在位置確認をすると標高は570m、今日のルートの4合目といったところだろう。
11:37標高は670m送電線付近から赤い幹の松が混じる林になる。無彩色の風景に赤と緑の有彩色が加わり、ほんの少し気分が和む。遠くにスキー場の音楽が聞こえた様な気がした。
12:10最初のスキー場施設が見えた。シーサイトコースという、頂上から南東に延びる尾根に近づいた。天候が良ければその名の通り日本海も見渡せ、白山や琵琶湖も見えるという素晴らしい展望のゲレンデらしい。音楽が賑やかに聞こえている。
2つ目の施設はリフトの終点辺りになると思う。スキー場のゲレンデ内に入り込まぬ様、人目につかぬ様注意して裏を回り込む。
心配した人影もなく、霧雨に包まてた寂しい山頂だった。体が濡れて寒さが身に染みるが、ツェルトを張るのも億劫に感じ、山頂を後にし下山を急いだ。
13:20容の良い松と送電線の下を通り下山を続ける。
13:35樹の間から新保の町並みが見えてきた。標高430mなのであと80m下れば車のある道路だ。車に積んである乾いた衣服が恋しく思われる。
尾根の最後は右の沢寄りが竹林で登りの尾根とはずれているが、歩きやすい所を降りて13:50道路に出た。
今回は天候が悪く、素晴らしい筈の展望が望めなかった。天候の良い日にルートを変えて登ってみたい。