2011年9月7日(新潟県)
新潟西ICを降りて、加治川治水ダムに向かい車を走らせ、夜9時、少し手前の道路脇に車中泊のスペースを見つけると運転終了。ほどなくダウンし翌日にそなえた。
翌朝ダム管理棟前の広い駐車場で身支度を済ませ、ダム湖の橋を対岸に渡る。
渡り切ってすぐ正面が登山口になっていて、御影石の立派な標識が立っていた。
7:05登り始めるといきなりの急斜面で、歩幅を狭くして登るが、どんどん標高を稼ぎ汗がじんわり出てくる。
20分ほど登るとワイヤーロープやトロッコの残骸が目に入ってきた。ダム工事と鉱山で使われたものらしいが、ぜひ途中で放り出さないで欲しいと思う。
登り始めて30分振り向くと、下の方にダム湖と駐車場が見えている。左上のギザギザ尖った部分が焼峰山1085.8mになると思う。
途中細い岩稜の上を歩くところも有ったけど、概ね森の中で、歩きやすい尾根道で乾いているので順調に高度を稼いでいった。
1時間位登った所から俎倉山(まないたくらやま)856.6m が見えている。ダムに到着する直前、登山道入り口らしき標識が立っていた、あの山だな。少々スリリングなのだろうか、登れるのだろうか、気になる山のひとつだ。
加治川ダムから1時間15分登った所で、独標に着いた。周囲の木々で展望が効かないので少しの休憩で歩きだす。
独標から40分で岩岳着くと周囲が開け、本日の目標「蒜場山」の稜線が横に長く見えてきた。
手前にある三角形のピークが烏帽子岩だ。
岩岳で道は左に屈曲し下りとなる。登り返しの先には烏帽子岩に至る細く急で岩場も少しあるらしい尾根が待っている。第一難関のようだ。
かなり急な部分もあるように見えていたので、思わず先を急いでしまい、コルに向かって一気に降りていた。
そこは静かで、誰かの泊まった跡があり、沢に向かって微かな踏み跡があるようにも見えたが、覗いてみる暇は無かった。
独標からは遠く見えていた烏帽子岩がかなり近く見えてきた。
美しいようなピラミット状です。
烏帽子岩の直下。遠くから見た感じに比べ、実際行ってみると要所には鎖が張られ、ワクワク感のある岩場だったが、さほど難しいこともなく登れて安心した。
烏帽子岩のピークからは眼下の展望が得られ爽快だった。頂上側の山伏峰までは1時間弱の登りで、緩やかな起伏の尾根が見渡せる。
もうすぐ稜線に辿り着く。目の前のピークが山伏峰だ。
山伏峰で稜線に登ったら、後は頂上まで標高差はなく10分で登頂だった。頂上から飯豊連峰を見たかったが曇り空で残念だったが、稜線から登ってきたルートがきれいに俯瞰できて、烏帽子岩がやはり一番目立つ存在になっていた。
山頂の標柱はとても立派な石で出来ている。これなら熊にかじられる事もないだろう。隣に2等三角点があった。