2012年4月19日(岐阜県)2万5千分の1地形図「石徹白」「願教寺山」
前日の夜、白鳥町から石徹白に向かう山道に入り、桧峠を越えるとスキー場のあるリゾート地に着く。さらに奥の白山中居神社下の河原へ降り、車中泊をする。
翌朝、橋を右岸に渡り、6時30分、林道を歩いて和田山牧場跡へ向かう。曲がりくねっている道を何度かショートカットして近道する。
標高950m林道を離れ尾根を行く。
銚子ヶ岳から三ノ峰が見えて来た。
右から、芦倉岳、初河山、丸山、銚子ヶ岳から三ノ峰、薙刀山、野伏ヶ岳まで山々が連なって見渡せる。
和田山牧場跡に出ると、凹地の向こうには昨年登った記憶も新しい野伏ヶ岳と、その右奥に今日の目標、薙刀山が見えてきた。
北東尾根の下を巻いていく林道を、地形図に記載されている最終地点まで行ってみる。
推高谷に入る所で林道は消えたが、ここまで順調に進む事が出来た。
林道から推高谷に入るあたりでは、沢はほぼ残雪で覆われていたが、穴の開いている所もあって注意しながら進む。
上部に行くと穴の心配は無くなったが、目指す稜線は鞍部に大きな雪庇が張り出していて、どちらかに避ける必要がありそうだった。
トレースは幾通りか有ったが、私は左岸の尾根(写真右側)に向かい登って行った。
最低鞍部の薙刀山寄り、稜線に出ると、薙刀山に向かうトレースは壺足やわかんが稜線上で、スキーは右の平坦地を行っている。
薙刀山に向かう稜線には雪庇が張り出し、崩れかけている所もあるので注意しながら進む。
これほど雪が豊富ならスキーで来れば良かったのにと少し後悔する。牧場跡から上は快適に違いなかったろう。
11時00分、山頂に着くと、銚子ヶ岳~三ノ峰から白山に続く稜線が白く光って美しく見えていた。
目の前に見えているのは、よも太郎山手前のピークのようだ。次の目標が目の前に現れた様だ。どうやって登ろうか考えながら昼食にする。
晴天の日にチャンスを逃さず登れたことは嬉しく思う。