九寄山821m・水無山999m

春季往復5~6時間 登山道無し

猪苗代湖の北側から磐梯山を望む
猪苗代湖の北側から磐梯山を望む

 2013年3月17日(福島県)2万5千分の1地形図「関都」

 野口英世記念館にほど近い「猪苗代蕎麦の里」駐車場で車中泊していた。

 朝起きると、晴天の朝磐梯山の姿が美しい。良い展望台を求めて猪苗代湖の東側、関都に移動した。

関都近くから磐越道の下を潜る
関都近くから磐越道の下を潜る

 関都の近く都沢で磐越自動車道の下を潜るって林道に入る事にする。

 ここからも磐梯山の姿は素晴らしく綺麗で、出来るだけ早く標高の高いところに移動したいと思った。

磐越道の下を潜り歩き始める
磐越道の下を潜り歩き始める
丁字路は右の九寄山側へ
丁字路は右の九寄山側へ
九寄山の取付きを探す
九寄山の取付きを探す

まずは九寄山に登る

 スノーシューを着けて九寄山から北に延びる尾根を真っ直ぐ登る。やや急な斜面だが硬くて登り易かった。


九寄山から平野に浮かぶ磐梯山が
九寄山から平野に浮かぶ磐梯山が

 標高は821mだが、九寄山に登るとブナの樹間から磐梯山が見えてきた。平野に浮かんでいる様にも見える。

 山頂には特に標識等は無く、程よい間隔のブナの林が東へ延びている。この稜線には充分な雪が残っていて、水無山に繋がっているのが見える。

猪苗代湖畔が眼下に見える
猪苗代湖畔が眼下に見える

 標高860m位まで登ると、猪苗代湖畔が眼下に見えてきた。

無残に削られた採石場
無残に削られた採石場

 都沢から真っ直ぐ東に延びる尾根は、その真ん中辺りで採石場に削られ無残な光景になっていた。

 ここには立ち入らない様にして、水無山を往復しようと考えていた。

水無山の山頂方面
水無山の山頂方面

 標高890m、水無山の山頂が見えてきた。

 左上に続く林道が直下を横切っている緩やかなピークが水無山だ。

山頂直下を巻くように林道が延びる
山頂直下を巻くように林道が延びる

 左側に離れていく林道が、山頂直下を巻くように延びている。中央奥に続く残雪を登っていく。

傾斜が緩むと少し薮っぽくなった
傾斜が緩むと少し薮っぽくなった

 標高940m、傾斜が緩んだ所では少し薮っぽくなって、小枝がリュックに引っ掛かり行く手を阻む。


水無山山頂
水無山山頂

 水無山999mの山頂に着いた。

 下山は、ルートを変えてこの先の尾根を北に進んで、金山864mとの間に通る林道に降りる事にする。

山頂からは猪苗代湖が見渡せる
山頂からは猪苗代湖が見渡せる

 山頂から猪苗代湖方面を俯瞰する。

 手前には採石場に削られた尾根、左には九寄山から登ってきた尾根を見渡せる。

川桁山や大滝山が見える
川桁山や大滝山が見える

 北北東に川桁山や大滝山が見える。

 登山道や林道があるので夏には容易に登れる、あるいは近づく事が可能だろう。

北の尾根に降りる
北の尾根に降りる
北西の尾根へ降りる
北西の尾根へ降りる

 北の尾根に降りるのはじめ薮が心配で、その後急斜面の下りが心配。最後、林道の手前では徒渉するかもしれない沢の深さが心配だが何とかなりそうだ。

北へ延び尾根を降りて行く
北へ延び尾根を降りて行く
金山との間に延びる林道に降りる
金山との間に延びる林道に降りる

 山頂から北へ延びる尾根を進み、途中から北西に折れた尾根を降り、金山との間に延びる林道に降りていく。徐々に雪は消え、急な斜面になっていくが、慎重に降りて行く。

徒渉の心配は無く林道に降りられた
徒渉の心配は無く林道に降りられた

 徒渉の心配はあったが、無事沢の左岸に走る林道に降りられた。沢は小さく、この辺なら何処に降りても問題なく渡れた様だ。

 林道の終点は高速道路の手前で、最初の丁字路に戻り水無山を頂点にして、ぐるりと一週する事ができた。

九寄山・水無山へ
九寄山・水無山へ
福島県の山へ
福島県の山へ
代塚山へ
代塚山へ

登山道のない山と三角点へ
登山道のない山と三角点へ