横平山(三角点 横平)1093.5m

往復7~9時間-登山道なし

五十嵐林道入り口
五十嵐林道入り口

 2012年3月9日(石川県)

 2万5千分の1地形図「北谷」

 国道157号線を走り、石川県側の白峰から福井県の勝山に向かうと、谷トンネル(石川側)の1Km手前右側に駐車スペースが2箇所ある。何れも五十嵐林道に入るには好都合で何度か使った事がある。

 左の施設横でスノーシューを装着し、よじ登った後、林道に降りていく。

五十嵐林道は残雪が多かった
五十嵐林道は残雪が多かった

 林道に入ると残雪は豊富だが、粗目状の雪は一歩進むたびにスノーシューが15cmほど沈み息が上がる。先が思いやられるが、単調な林道歩きは1時間弱の辛抱だ。

最初のポイント、林道を離れ最短の尾根へ

林道のカーブから尾根の末端へ
林道のカーブから尾根の末端へ

 五十嵐林道は西に2km程進んだ後、大きく東方向に進路が変わってしまう。

 東に向かう前にカーブの所から林道を離れ、尾根に取付いた。

 尾根の末端は、やや急な斜面だった。少し東側に行ってから取り付けばもう少し楽な所があるのは知っていたが、最短距離の尾根末端から登って行った。 

西北西に向かう尾根に乗る
西北西に向かう尾根に乗る

 西北西に向かうこの尾根にあがることが出来た。ここで標高は850m。次の目標地点は標高1166mだ。石川県の白峰村と福井県勝山市の境になる。

 1166mピークは、なかなか見晴らしの良いところなので谷峠からと今回のルートからと過去2回行っている。

△差上峠から延びる尾根が右奥に
△差上峠から延びる尾根が右奥に

 8時18分、国道157の登山口からは1時間40分。標高は985mになっている。

 右から見えて来ている尾根は三角点△差上峠1080.5mから延びている尾根だ。合流した所で標高1100mになる。

 差上峠からの尾根に合流して間もなく、1166Mピークが見えてきた。奥の黒っぽい三角形がそのピークになる。1166m着は9時を少し過ぎた頃になりそうで、ほぼ順調なペースだった。

1166mピークから横平山へ

1166mピークから石福県境の展望
1166mピークから石福県境の展望

 1166mピークに着いた。右は石川県、左は福井県になる。

 右に延びている黒っぽい尾根は三角点白木峰1317.4mに続いている。標高が高く、歩き易そうなので行ってみたくなるが点まではかなり遠い。

 今日の目標、横平山は左の下の方、平坦で地味で目立たない。

危険な雪庇もあるので慎重に
危険な雪庇もあるので慎重に

 標高1080mまで降りた後はアップダウンを繰り返すが、雪庇の張り出した所もあるので慎重に進む。

横平山の手前で雪が降り出す
横平山の手前で雪が降り出す

 10:30横平山の直前では天気予報通りに雪が降ってきた。平坦なピークなので見失わない様に、ここも慎重に進む。

山頂は白く霞む

横平山(三角点横平1093.5m)
横平山(三角点横平1093.5m)

 山頂周辺に着いたら新しいスキーのトレースが福井県側から上がってきていた。

 周囲は雪が降って視界が効かなかった。残念な天気だが、この三角点まで来られたことに満足して往路を戻ることにする。

 白木峰分岐に戻った所では慎重に方向を再確認した。

 ここへ登って来た時は、白木峰に行ってみたいと思って迷ったが、昼から天気が崩れる予報なので、今回は横平の方を選択した。白木峰には又の機会に、できたら別のルートから行こうと思う。

1166mピーク方向へ戻る
1166mピーク方向へ戻る

 白木峰との分岐と1166mピークの中間地点から1166mピーク方面を望み一息つく。雪が止んだところで撮影した。

 山名は無いし三角点でも無いが1166mピークは良い山だと思う。

1166mピークから林道へ下山
1166mピークから林道へ下山

 1166mで休憩した後12:30からの下山を開始。ルートに難しい所は無いが、天候は悪化していくので早めに下山することにする。

 今回は雪が多く残っていたので、この状態ならスキーの方が効率は良かったと思う。

 登りでは尾根の取り付きで苦労する事と、下りで雪庇の張り出した所で慎重に滑る必要があるが、稜線ののアップダウンや下降はブッシュが雪の下だったので、私のヘボなスキーでも大丈夫そうだった。車に着いたのは13:50。休憩を含めて、往復は7時間10分だった。

水無山へ
水無山へ
石川県の山へ
石川県の山へ
高平山へ
高平山へ

登山道のない山と三角点へ
登山道のない山と三角点へ