2013年2月16日(岐阜県)
奥いび湖横山ダムから南へ200mの所から左に別れる道に入る。すぐ左の法面にステップが刻まれていて、これが地形図に記されている路地マークがこれだろうと思い登り始めた。
今回実際歩いたルートは、地形図に記入された路地マークより東にずれていた。工事のため資材が置かれているので近寄らないようにして登り、2本目の鉄塔(№29)の上に回り込んだ。ここで、地形図にある路地と合流した様で、真っ直ぐ上に道が延びている。
ここで標高約400m、充分な雪がありスノーシューを付けて歩き始めた。
標高400mから標高680mにアンテナが建つ横山ダム管理の送受信施設までの間は、ほぼ真っ直ぐ尾根上に道が続いていた。
送受信施設アンテナ上部はうるさい薮に覆われてしまうのか、と言う不安が有ったが、実際は標高750mを越えても電柱が立ち道が続いている様だった。
電柱が無くなると道は無くなったが、薮は濃くなかった。
標高800mでやや雪が深くなりだす。吹き溜まりの所ではラッセルが少々辛くなり始めた。息が上がり水分補給していると、後ろから登山者が現れ、何となく交代でラッセルする箏になった。
手前のピーク標高1081mから山頂方面が見えている。稜線の右側は切れ落ち雪庇が張り出している。左から北西の風が強く吹き付け、防風着のフードを全閉にして左頬の痛みを防いだ。
時刻は12:00になっていて、山頂まで30分位かかりそうだ。ここからは私だけ山頂に向かうことになるが、急に雪質が変わり深雪になった。
真っ白の山頂、木幹に鉄板で表示があったのでやっと到達したなと安心する。
山頂へは逆方向からトレースがあって、一足先に下山して行った様だ。
時刻を確認すると12:40だった。リュックを下ろすことも無く3分後には下山を開始する。
アンテナの少し上、標高770m点にさしかかると、樹間から道の駅藤橋が見えていた。
アンテナ下部の道脇には石標があって、掘り出してみると建設省と刻まれていた。