2012年4月12日(岐阜県)
2万5千分の1地形図「美濃川上」
岐阜県坂内村川上から303号線で八草川沿いに車を走らせ、木之本町側に2.5km走った所(トンネルを抜けてすぐ)で右斜めへ戻る方向の道に入る。民家の有るところで左の砂利道に入って300m、左岸に渡る橋の手前に駐車した。
前日に見て回った周辺の山は、標高500m位の所で雪が無く藪に覆われていて登れる気がしなかった。
北側の斜面に回り込めば雪が残るだろうと思っていた。車を停めた北斜面はスノーシューを付けて登って行くには充分な雪が残っていた。
北斜面を1時間弱登ったところで、888m点へ向かう支尾根に乗って歩きはじめた。
標高は750m充分な雪が尾根上にもある。
土蔵岳へ向かう八草川支流の右岸尾根を登りながら、降りに使う予定の対岸尾根の様子を時々覗き見る。尾根は雪がたっぷりだが、沢に降りてくる所はブッシュ覆われている。でも、降りるだけなら何とか使えると思っていた。
振り返ると金糞岳の大きな山塊が見えて来た。
標高980m気持ち良くブナの樹間を登って行く。
10時丁度に土蔵岳山頂1008m着。ブナ木の高いところに木製の標識板が付けられていた。かなり古い物のように見えた。
登ってきた方向と、金糞岳を眺めながら30分の休憩を取った。
広くなだらかな稜線を歩き、三角点大ダワ(1067.6m)へ向かう。
大ダワ山頂は間近。雪庇が崩れかけているので要注意だ。
11時35分、大ダワに着いた。平坦で特徴は無いので奥のピークがそれかなとも思ったが、標識板があったので間違いないだろう。地形図の三角点マークとも合っている様だった。
山頂からの展望は東側が見事に開けていた。左から、蕎麦粒山、湧谷山、金糞岳と手前に延びている長い大きな尾根が見える。右側には土蔵岳と、その奥に横山岳も見えている。広大なパノラマが楽しめる山頂だった。
西側の福井県と県境の山々は残念ながら木の影になって、はっきりしなかった
。
左岸の尾根を降りる。標高960m、上部は雪が豊富で歩きやすい。
雪が消えた下り斜面は、ブッシュと石がゴロゴロした部分で歩きにくい。
崖に降りないよう注意しながら降りていく。
車を停めたところの上流で、対岸に林道が渡ったところを狙って降りたが、歩きやすい方の尾根は工事現場の上に出てしまい徒渉も必要となる。修正するのにやや苦労して林道に降りることが出来た。