2010年5月2日(北海道)2万5千分の1地形図「北見峠」
すっきりと晴れた北見峠に着くと、チトカニウシ山が白く雪化粧をして光っている。八年ぶりに訪れたが、あの時も今回の相棒(Y)さんがメンバーの一員で「チトカニ」「有明山」の思い出が蘇える。
あの春は3回も来たが、概ね今日の様な晴天で登れ、嬉しい初登頂とスキーも楽しめた事が印象に残っている。
頂上まで終始緩やかな尾根を行くことになるが、出発後すぐに電波塔が見えてきた。丁度いい帰りの目印になりそうだ。
以前、他の山行がうまくいかず、時間が余った時に今回の「和刈別」が話題になった事がある。登りは楽そうだが、平坦なので悪天候だと迷いそうな山。注意が必要だという話だが、今日は天気が良く大丈夫そうだ。
頂上に至ると、正面方向はトイマルクシュベツ支川の原頭になっているので、急に落ち込んだ地形になっている。
遮る物が全くないため、頂上に着いた事を実感できるが、登りの所要時間は1時間30分で標高差も少ない為、体力的には実感が少なかった。結局、この日は欲張ってもう一つ山を登りに行く事になった。
写真右は有明山で、左には尖ったピークの連なる天狗岳も見えている。山頂周辺の風景は想像以上に良い雰囲気だった。