2009年4月9日(福井県)
国道157号線を走り石川県白峰村から谷トンネルを抜けて福井県側に進み、「東山いこいの森」入り口から取立山登山口に向かって車を走らせる。
キャンプ場を過ぎた辺りに10台位の駐車スペースがあったが、その奥まで車を進める。駐車スペースから200mほど上に進んだ所で残雪が道を塞いだ。
道脇に車を駐め、スノシューをリュックに括り付け歩き始めた。所々雪に足をとられたが、つぼ足で歩き、雪のない登山口駐車場に着いた。
少し急な登りを終え、広い取立山山頂に着く。夏に訪れた時には決まって此処で長い休憩をとって、大長山へ向かう尾根を眺めては春の残雪時に歩いてみたいと考えていた。ここから降りた所から、先は夏道が無い稜線になるが、登山者は多くトレースは続いている。
絶好の晴天で、背後に見える白山が眩しい。
左の写真は1383mピーク(板谷の頭)から取立山方向を振り返ったところだ。一番左の台形状のピークが取立山だ。
烏山山頂からは深い烏谷越しにどっしりと大きな大長山の展望が素晴らしい。いつか、あの山頂まで行ってみいものだ。
この山域で出会った地元の方と話した時の「若い頃大長まで行ってきた」という言葉を思い出す。ステイタスなのかなと感じながら眺めていると、ルートを目で追いはじめる。
尾根づたいに行くと正面の白い急斜面か黒く見える崖に突き当たって立ち往生しそうだ。コルから登り返したら左にトラバースした方が無難だろうか、などと考えてみる。
けっこう長い行程なので、日が長くて天候の安定する3月から4月に、スキーで行くのが良いだろうと思う。